「モロコゾ」とは瀬戸の古い方言で、陶芸の工場(モロ)の小僧さんを指します。やきものに携わる日々をマイペースに更新していきます。


by teppeiterada
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<   2007年 03月 ( 11 )   > この月の画像一覧

壮大なお酒と宇宙陶芸。

父の友人に著名な生物学者の長沼毅さんがいらっしゃいます。
やはり父の友人である建築家の方のご紹介だったのですが、
不思議と寺田家の事を気に入って下さって、
名古屋近辺でお仕事がある時などにうちへ寄っていってくださいます。


僕は長沼さんのお話が大好きで、
お酒の好きな長沼さんと、父と一緒にグイグイ酒をやりながらいろんな話を聞かせてもらいます。

潜水艇でチューブワームを発見した時のお話や、
宇宙飛行士の試験に挑戦された話、南極へ調査に出かけられた話、
地底に広がる微生物の生態系の話などなど興味は尽きません。


この日はちょうど、NHKの「プラネットアース」の海洋生物や深海生物などの放送があって、
専門家の解説を聞きながら視聴するという贅沢な一時をすごしました(笑)。


そして、これは長沼さんがお土産に持ってきて下さったお酒↓
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なんと、宇宙滞在をさせた酵母をで、海洋深層水を使用して作られたお酒だそうです。
壮大です。

お味は辛口でフルーティーな香りがしました。


そんな壮大なお酒を呑んでいる内にだんだん話が壮大になってきて、

「宇宙空間で焼き物を焼く事はできるのだろうか?」

とか

「無重力状態でロクロを挽いたら相当自由な造形ができるかも」
「でもドロの飛沫が漂いまくってエライ事になりそうだ」

とか、すごい会話になってきました(笑)。



宇宙で陶芸をする、そんな時代が本当に来るのでしょうか。

そんな時代が来たら、また新しいやきものが誕生すると思います。



ワクワクするお話とたくさんのお酒を楽しんだ素晴らしい時間でした。
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by teppeiterada | 2007-03-29 23:09 | つれづれ日記

赤津の桜が…!

瀬戸市のなかでも赤津は開花が遅い方なのですが、
ここ最近の陽気につられて、
なかなか大きくならなかった桜の蕾が一気に成長。

昨日の蕾↓

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大分大きくなったなぁと思っていたら・・・


今日↓

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咲いていました!


とは言え、まだ2,3輪花がついたところですが、
いよいよ赤津にも春らしい景色が広がりそうです。


写真はいずれも赤津郵便局ヨコの作助窯さんの駐車場のものです。


美山陶房にも桜の木が有るのですが、
こちらはまだまだかかりそう。

今年は花見、できるかな・・・?
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by teppeiterada | 2007-03-28 23:30 | 瀬戸・赤津
20日より始まりました。

第4回を数える中京大学オープンカレッジと美山陶芸教室の合同展です。
スタッフである自分が言うのも変ですが、レベルが高いです(笑)。

教室の皆さんの熱意溢れる造形と、
復元元屋敷窯をはじめとする薪窯で焼成された
美しい釉調をご覧になって頂きたいです。



もちろん我々スタッフの作品も展示中。
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写真は私の花器ですが、
尾張瀬戸駅前の花屋さん、『floreria Nire』さんでお花を生けていただきました。
よく利用させて頂くのですが、いつもすごくセンス良く生けて下さいます。
今回もお任せで生けていただいたところ、
ゼンマイやプラムなど、春のイメージで華やかにまとめて下さいました。


花を引き立てる器のつもりでしたが、
それにしてもちょっと、器が負けまくりです(笑)。
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by teppeiterada | 2007-03-21 20:00 | つれづれ日記

赤津の桜。

赤津郵便局のおとなり、作助窯さんの駐車場には桜の木がたくさん植えられており、
毎年、道行く人の目を楽しませてくれます。
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現在はまだこんな様子で蕾がすこし大きくなってきた程度。

ここの所の寒さで、桜の開花は少し先になるのでしょうか。
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by teppeiterada | 2007-03-16 23:51 | 瀬戸・赤津

織部の渋抜き

陶房スタッフは窯出し以来、作品の仕分け、撚り土(道具土)のグラインダーがけ、
そして織部の渋抜きなどに追われています。

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銅を原料に使う織部釉には、
焼成後の冷却時に「酸化皮膜」という曇った膜のようなものがあらわれます。

これを昔から赤津では、
どんぐりのカサを水に浸してつくった「トチシブ」に器を漬け込む事によって膜をとり、
スッキリとした織部の色合いを出してきました。
この作業を「織部の渋抜き」と言います。

またこの作業によって、釉薬に貫入のある透明釉や生地に渋が入り込んで、
古びた味のある表情が得られます。



希塩酸を水や湯に混ぜたものでも酸化皮膜を脱がす事ができます。
美山陶房では、器や釉薬、土の種類によって、渋抜きと塩酸を使い分けます。

今回の窯から出た器はほとんどが塩酸で洗われました。




ちなみに、焼成後の冷ましがゆっくりになるにつれて酸化皮膜は強くなります。
これを織部が「カブル」と言って、大きな薪の窯だと非常にカブりやすくなります。

こうなるとなかなか酸化皮膜は脱げません。
通常15分~20分程度で脱げるように塩酸の濃さを調節するのですが、
カブッた織部は一時間二時間、ひどいと一日かけても脱げない事があります。

今回はなんとか30分から一時間程度で脱がす事が出来ました。
まぁ、結構塩酸を濃い目にしたのですけどね。



それから塩酸やトチシブに漬け過ぎると、
織部が白く粉をふいた様に変色してしまいます。
これは濃い塩酸に漬けるとなりやすいので注意が必要です。

チンチンに沸いた湯に塩酸を溶かすと織部の反応が良いので
塩酸の濃度を抑える事ができます。
赤津の窯元はお湯を使ってるところが多い、
と思います(タブン)。
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by teppeiterada | 2007-03-16 23:27 | つれづれ日記

窯、でました!

本日、アラレのぱらつく中、窯出しが行われました。
ぴゅーぴゅー風が吹き抜ける窯場は非常に寒かったのですが、
参加者は出てくる作品に熱気に包まれていました。


中には温度の上がりきらなかった生焼けの作品もありましたが、
総じて良く温度が上がっており、非常にうまくいってた印象でした。

父も、焚いていた時に思っていたよりもうまくいっていたようで満足そうでした。


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全部で5部屋を焚いた今回の窯からは、
軽トラ二杯と、ロングバンに一杯の荷が出てきました。


明日からは焼成作品の仕分け、撚り土のグラインダーがけ、
そして織部の渋抜きの作業が待っています。

今日はゆっくりと作品を見るヒマは無かったので明日が楽しみです。
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by teppeiterada | 2007-03-12 22:37 | 窯焚き

いよいよ

いよいよ明日、窯出しです!
楽しみ。

窯出しはいつもドキドキします。

今回は自分の作品は飯椀と銅鑼鉢くらいしかないのですが、
陶芸教室の生徒さん達の作品のアガリを見るのも楽しみです。
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by teppeiterada | 2007-03-11 23:41 | 窯焚き

窯、真っ最中。

現在、捨て間、一の間、二の間と焼成が進み、
三の間を焼成中です。

初日に僕が帰宅したのちに、若干トラブルがあったようですが、
その辺はうちの父のブログを御参照してみて下さい(笑)。



その後は大変順調な窯焚きで、
多少時間のかかった部屋もありますが
いたって快調です。

ようやく暖かくなってきたし、
また気合いを入れて頑張ります!

窯だしが楽しみです。
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by teppeiterada | 2007-03-07 14:24 | 窯焚き

火入れ。

本日夕刻、火が入りました。

窯詰めは6時ごろ終わり、
出入り口をレンガで塞ぐ「トヅメ」をしていよいよ火入れです。

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今回は父と、うちの1歳1ヶ月のチビ君で火入れ!

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チビ君興奮気味でした(笑)。



結局、今回は五房に作品が入りました。
朝までゆっくりとアブリをして、それからセメに入ります。

明日の夕方には、一番下の焚き口のある「胴木間」から「捨て間」に上がれるかと思います。


僕はセメから本格的に焚く予定ですので
今晩はゆっくり休ませてもらって、明日から明後日の夜まで頑張る事になると思います。


今回の窯はどんな焼成になるやら、楽しみでもあり、不安でもありです。


さ、寝ます。
おやすみなさい♪
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by teppeiterada | 2007-03-05 23:12 | 窯焚き

現在窯詰め中。

父の復元元屋敷窯を窯詰め中です。
昨年末に焚いた時に、父が体調を崩した為に今回の窯が追加焼成される事になりました。

さすがに用心深くなった父は無理をしない様に心がけているようで、
今回は窯詰めが午前様になる事はありませんでした。



さて、こちらは窯詰め中の一コマ。
赤津で一般的な色見(テストピース)です。
僕らが焼成の指標としていつも使う織部と透明釉がかけてあります。

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これを、登り窯の一房につき、上段6個・下段4個を左右に入れるので、
4房焚くと80個必要な計算になります。

実際にはスペースの関係で色見穴がなかったり、
色見が置けない場所があったりで、もう少しすくないのですが、
結構たくさん用意するわけです。



これを、今回は2月に美山へ入門したHさんに作ってもらいました。

やっぱり最初は勝手がわからずうまく行きませんでしたが、
たくさん作っているうちにだんだん様になってきました。



今日でだいたい窯詰め終了。
明日、もう少し残ったものを窯詰めしていよいよ火入れです。
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by teppeiterada | 2007-03-04 23:09 | 窯焚き