「モロコゾ」とは瀬戸の古い方言で、陶芸の工場(モロ)の小僧さんを指します。やきものに携わる日々をマイペースに更新していきます。


by teppeiterada
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曲がった煙突。

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先日の「春の嵐」でガス窯の煙突が一本曲がってしまいました。

工場の屋根に梯子をかけて屋根に上がると足がすくみます…。


煙突は少し曲がっただけなので簡単に戻りました。
ちぎれてしまった支えの針金を張り替えて修理完了。



落ち着いて周りを見渡すと、ようやく開きだした桜の花がチラチラ見えます。
赤津の満開は、この週末くらいでしょうか。
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by teppeiterada | 2012-04-09 12:21 | つれづれ日記

陶器の墓場

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職人の手や機械を経て成形され、炎と熱によって
器であったり、作品としての命を与えられた「やきもの」。

その全てが誰かの手に渡り、大切にされるわけではなく、
産業廃棄物として処分されるやきものも少なからず有ります。


うちの工房から出たペケの器や粘土くずを廃棄する為に、組合の産廃へやって来ました。
デッドストックでしょうか、キズの有るものはともかく、完品の商品らしき物も堆く積み上げられています。

一年の季節で巡る商品なら来年まで置いておけるのでしょうが、
その年だけの商品は在庫にしても次が無い、もしくは10年以上先である為に廃棄されるのでしょう。



粘土を採掘した後の廃鉱が処分場となっていますが、
やきものの瓦礫が山となって埋め尽くしていきます。

先日うちの下から出てきた「ものはら」も、400年前の産廃でした。
自分が瀬戸の歴史、やきものの歴史の上に立っているのだと実感した、あの「ものはら」。

そして今、立っている処分場も、紛れもない、現在進行形の瀬戸の歴史です。
私の手が作り出した産廃が、”歴史”を少し積み上げます。




足元の粘土くずが雨でぬかるみ、足取りを重くさせます。
靴底に付いているのは、ちょっと前まで”縁起物”だった商品たちの破片。
大きめの破片で靴底をこしげ、トラックへ乗り込みました。
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by teppeiterada | 2012-04-06 14:29 | つれづれ日記