「パーマン」の夢
2008年 01月 05日
霧のかかった様なぼんやりとした視界の中、
今日も焦る気持ちと戦いながら手探り状態。
手がかりは自分の内側から絞り出されるわずかなイメージの煌きのみ。
それが照らす先が、目指す場所なのかも判らぬままに。
子供の頃、良く見た夢がある。
その当時放送中だった「パーマン」に自分がなっている。
赤いマントを羽織れば時速119kmで空を飛べる。
でも、夢の中の僕はちっとも上手く飛べない。
雨降りの中、黒い長靴をはいた僕は、
パッと飛び上がったのに、水溜りすれすれを、もたもたと飛ぶ。
今にも泥水に服が濡れてしまいそうだ。
きっとこの長靴をはいているせいだ。
脱いでしまえば119kmのスピードで空へ舞い上がって自由に飛べるはずだ。
でも雨が気になる僕は、長靴を脱ぐ気になれず
いつまでも超低空飛行。
歩くよりも遅く、工場と家の間の水溜りの上をかすめるように。
はじめての個展を目前にして、そんな夢を思い出す。
作るという行為はただそれだけで楽しく、幸せだ。
今はそれだけでは済まされない。
僕は今、迷いの中に居る。
でも、「迷うこと」を選んだのだ。
ゆっくりでも、道が間違っていても、進む。
搬入まであと15日。
今日も焦る気持ちと戦いながら手探り状態。
手がかりは自分の内側から絞り出されるわずかなイメージの煌きのみ。
それが照らす先が、目指す場所なのかも判らぬままに。
子供の頃、良く見た夢がある。
その当時放送中だった「パーマン」に自分がなっている。
赤いマントを羽織れば時速119kmで空を飛べる。
でも、夢の中の僕はちっとも上手く飛べない。
雨降りの中、黒い長靴をはいた僕は、
パッと飛び上がったのに、水溜りすれすれを、もたもたと飛ぶ。
今にも泥水に服が濡れてしまいそうだ。
きっとこの長靴をはいているせいだ。
脱いでしまえば119kmのスピードで空へ舞い上がって自由に飛べるはずだ。
でも雨が気になる僕は、長靴を脱ぐ気になれず
いつまでも超低空飛行。
歩くよりも遅く、工場と家の間の水溜りの上をかすめるように。
はじめての個展を目前にして、そんな夢を思い出す。
作るという行為はただそれだけで楽しく、幸せだ。
今はそれだけでは済まされない。
僕は今、迷いの中に居る。
でも、「迷うこと」を選んだのだ。
ゆっくりでも、道が間違っていても、進む。
搬入まであと15日。
by teppeiterada
| 2008-01-05 23:23
| つれづれ日記